以下のサイトに接続できないという方はいませんか?
IIJ http://www.iij.ad.jp
日立 http://www.hitachi.co.jp
ODN http://www.odn.ne.jp
KDDI http://www.kddi.com
特定の場合に、これらのサイトにアクセスできない場合が有る。
どのような場合にアクセスできないか検証してみました。
実際の検証は結構前に行っていたのだが、Kasperskyが新しいバージョンになり、最近、追加の検証を行ったため、今回紹介したいと思います。
対象のOSはWindows Vistaで、購入した状態では上記アドレスで正常にHPが表示される。
しかし、ウィルス対策ソフトをインストールすると上記サイトにアクセスできないことが有るようなのだ。
インストールしたウィルス対策ソフトによって症状が違い
Kaspersky Anti-Virus Ver.7の場合、IE7ではアクセスできるがFirefoxではアクセスできない。
ESET NOD32アンチウイルス V3.0の場合、IE7とFirefoxのどちらでもアクセスできない。
最初に気づいたのはKasperskyを使用していた時でKasperskyを無効にすると正常だし、IE7では正常に表示されることから、なかなか原因にたどり着けなかった。
いろいろ試した結果、コマンドプロンプトでwww.kddi.comにtracertを実行すると、IPv6のアドレスが返されていることに気づき、そこから幾つかの解決方法が導き出されました。
Kasperskyを利用している場合なら、Firefoxでアクセスした場合のみの不具合であるため、FirefoxからIPv6の名前解決を使用しないようにするという方法があります。
Firefoxのアドレスバーに about:config と入力し、[Enter]
すると警告画面が表示されるが、ボタンをクリックし、次の画面を表示させます。
フィルタに network.dns.disableIPv6 と入力し、表示されたnetwork.dns.disableIPv6の項目をダブルクリックし、falseをtrueに変更します。
念のためFirefoxを再起動し、再度アクセスできなかったアドレスにアクセスを試みると正常にアクセスできるようになったはずです。
ちなみにこの設定は、IPv6の問い合わせが無くなる分、Firefoxのレスポンスが良くなると紹介されている場合が多いです。
NOD32 V3.0を使用している場合は、IE7でのアクセスもできないため、Windows上でIPv6を無効にする必要が有ります。
コントロール パネル内のネットワークと共有センターから、ネットワーク接続の管理を表示し、ネットワークデバイスのプロパティを表示させ、IPv6を無効にします。
このほか、ルータの設定を変更するという手段もあり、ルータによって呼び方は違うと思いますが、IPv6ブリッジやIPv6パススルーと呼ばれている機能を無効にすることによっても今回の不具合を解消することができます。
ちなみに、Kasperskyに関しては最新版のKaspersky Anti-Virus 2009 / Kaspersky Internet Security 2009で上記の不具合は解消しているようです。
(現在はKaspersky Anti-Virus 2009を使用中です)
今回はKasperskyとNOD32のみ検証したが、他のウィルス対策ソフト(セキュリティソフト)は大丈夫なのだろうか?
今後、機会があったら検証して行きたいと思います。
2008年10月14日
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